(住まいるクラブ 2005年12月号) いよいよ一年の終わりの月になりました。この時期になると新聞や雑誌などで特集される今年の「10大ニュース」が目につきます。ところで、皆さんは昨年の10大ニュースを憶えていますか? 情報量が豊富になってきて、世界の大きなニュースも瞬時に私たちに伝わる昨今では、次から次へと情報が伝わってきて、ついこの間の出来事でもだいぶ昔のことに感じてしまい、1年前のことでさえ記憶のなかから、だいぶ消えかかっているという人も多いのではないでしょうか? 暗いニュースは除いた去年の大きなニュースは「アテネ五輪で日本選手活躍、史上最多のメダル獲得(8月)」「プロ野球史上初のスト決行(9月)」「イチロー大リーグの最多安打記録を84年ぶりに更新(10月)「頻発した振り込め詐欺」「紀宮さま婚約内定(11月)」などが挙げられます。皆さんはいくつ思い出せましたか? こうやって何年か前の10大ニュースを振り返ってみると、その頃の自分たちの生活ぶりや、思い出がよみがえってくるようで、これも年末の恒例行事のひとつになっているようです。 それでは今回も、毎月のリラックスタイムのお供として、皆様にお送りしてまいります。 今月の <注目 NEWS> 「東京都区部は43%上昇」 総務省が発表した、来年度の固定資産税額の基礎となる各都道府県における指定市の基準宅地価格によると、前回3年前の評価と比べ、全国の単純平均では23.2%の下落だが、東京都区部は43.9%上昇するなど7都道府県で上昇した。一方、秋田(55.7%下落)や山梨(51.3%下落)では下落幅が50%を超えるなど地域格差が拡大している。 <トレンド> 基準宅地価格が上昇したのは、東京のほか、北海道(0.1%)、神奈川(0.7%)、愛知(9.3%)、京都(1.5%)、大阪(2.0%)、福岡(9.2%)の6府県で、3年前は東京だけが上昇したのに対し、大都市部を中心に土地価格が回復傾向にあることをうかがわせた。東京の基準地点は千代田区丸の内2丁目丸ビル前通りで、基準宅地価格(路線価)は全国最高の1平方メートルあたり1400万円となっている。 土地や建物の所有者に課税される固定資産税は市町村が決める固定資産税評価額をもとに、課税額が決められることになっていて、その固定資産税評価額は3年に一度見直されます(固定資産税の評価替え)。来年の平成18年がこの評価額を見直す年で、今回の基準宅地の上昇率または下落率は3年前の平成15年の数字との比較になります。 固定資産税評価額が来年から上がったり、下がったりしたとしてもとしても、激変緩和措置がとられているので、固定資産税が急激に変わることはありませんが、基準宅地価格が上昇した7都道府県内の土地の固定資産税額が上昇する場所が出てくることも予想されます。住宅ローンの借入金利の上昇基調、来年からの住宅ローン控除の減額。そして、来年度からの税負担の増加なども含め、時間が経つと、不動産の購入コストが増えてしまう傾向が最近感じられるようになりました。 皆さんの周囲にも、ここにきて重い腰をやっと上げる気になった人はいませんか? 何でもQ&A
A.「建築条件付売地」という土地の販売方式では、売りに出ているその土地を買う時にはハウスメーカが指定されているということです。ただ、間取りは決まっていないので、自由に決めることが可能です。 今回は、土地の購入に関する質問です。土地の分譲販売方式のなかでも建築条件付は比較的多く見受けられます。この方式は2003年に運用方法が改正されてから使い勝手も良くなったとも言えますので、内容を理解して、理想のマイホームを実現しましょう。 土地の分譲方法のひとつ 新聞折込広告のなかに建築条件付売地の概要の近くに、参考プランと価格が掲載されていることがあります。土地を買って参考プランの建物を建てたら総額でいくらという表示をされていることもありますが、これはあくまでも参考プランであって、建売住宅とは違います。 建築条件付売地は土地の売主である不動産業者の指定するハウスメーカーで建てもらうという条件が付いている売地というふうに考えてください。 どんなハウスメーカーか ここでの皆さんの関心事項は家を建てるハウスメーカーがどこに指定されていて、どんな会社なのかだと思います。 これは広告表示のなかや物件資料にその内容が表示されています。不明な場合は、不動産業者に問い合わせをすれば教えてくれます。今は複数のハウスメーカーのなかから土地購入者の希望に合わせて選択できることも多いので、指定メーカーがどんな会社であるかを確認します。 土地の見学 自分の気になる物件があったら、まずは土地を見学しましょう。どんな建物を建てるにしても土地の条件が希望にあっているのが第一条件になりますので、広さ、環境、日照などを現地で確認します。 この段階では建物が建っていない土地になっていますので、建物が建ったら思ったより狭かったということがないように、同じくらいの広さの建売住宅を参考に見学してみるのもお勧めです。 ハウスメーカーの確認 土地が気に入ったら、次はハウスメーカです。建築条件付売地のトラブルの多くは、土地は気に入ったけど建物の間取り、仕様、価格が考えていたものとは違うというケースがほとんどです。 自分たちの理想に近い建物を実現させるためにも、指定ハウスメーカーの得意な建築工法、施工例やモデルルームの見学、建築費に含まれる標準仕様の内容、購入予定地に建てられる大まかな間取りなどを確認しておきます。建売住宅であれば、間取り、価格、仕様も決まっていますので楽ですが、建築条件付売地では自分たちの自由度が高いぶん、確認しなければならない項目も多くなります。 土地の契約をしてから そんなこと言っても、建物の細かい内容はすぐには決められないという方も安心してください。建築条件付売地は、最初に土地の契約を行い、3ヶ月以上の期限内(売主業者との条件相談によって長くなることもあります)に指定のハウスメーカーと建築請負契約を締結することが条件になっています。万一、何らかの理由で建築請負契約が成立しなかった場合には土地の契約は白紙にもどりますのでペナルティーなく土地の契約金はもどってきます。 つまり、土地の契約をしてからハウスメーカーと契約をするまで、ある程度の時間的余裕があるということになります。 夢の実現 ハウスメーカーとの契約が終わったら、家のなかの壁紙の色や細かな仕様について細かく決めていくことになります。いよいよ夢の実現に近づきます。 このように建築条件付売地では土地の購入でありながらハウスメーカーの内容が重要になります。特に価格の問題も含まれるので、不明な点は、不動産業者やハウスメーカに十分に確認しながら検討することが大切です。 貴方はどっち? 紙とインターネット 皆さんのお宅では新聞の定期購読をしていますか? 少し前までは、不動産の購入を考えるときは、休日前にとっておいた、新聞折込広告を眺めて、次に住宅情報誌を買って家族で相談するというパーターンがお決まりでした。ところが、最近ではインターネットの普及により、まずはインターネットで物件情報を仕入れるという方が増えています。あなたはどちらですか? 《逆風》 朝刊の定期購読世帯が減る傾向に歯止めがかかりません。 要因は接続料さえ払えばいつでもただでニュースが見られるインターネットの普及。世界のニュースもインターネットを通して瞬時に知ることができます。 その他にも、テレビでのニュース番組が充実しているので、殆んどのニュースをテレビから仕入られること。 家庭にテレビ付インターホンが普及したことによって、新聞購読の勧誘員が話をする前に断られることが多くなったことなど、新聞業界には逆風ばかりです。特に若い世代ではその傾向が顕著に現れています。 《新聞の魅力》 それでも不動産に限らず、スーパーの売出情報を仕入れるならまだまだ新聞折込広告は重要な情報源のひとつ。そして、ニュース以外にも生活に関する記事などの興味深い内容もたくさんあるように思えるのですが・・。ところが、電車のなかの光景も変わりつつあります。新聞を小さくたたみながら新聞を読む人が少なくなって、携帯電話を手に持って何やら操作をしている人、ゲームをしている人、漫画を読んでいる人、パソコンを操作している人。 どうやら新聞派はいなくならないとは言え、他の派閥に押されつつあるようです。(*_*) 不動産のことば 《LDK》 「L」は英語の「LIVING ROOM」の頭文字。「D」は「DINING ROOM」の頭文字。「K」は「KITCHEN」の頭文字で、日本語の意味は、それぞれ「居間」「食事室」「台所」のこと。「LDK」はこの「居間」「食事室」「台所」が一体となった空間を表す。 広告表示、物件パンフレットや物件概要に間取りを表す英語の諸略表現として定着したもの。この英語の頭文字に部屋数をつけることで建物の間取りが表示される。「3LDK」という表示であれば、居室が3部屋に居間、食事室、台所が一体となった空間がある間取りになります。 この「LDK」はそれぞれの意味で「K」「DK」という使われ方もします。それで疑問になるのが、どのくらいの広さから「K」から「DK」になって「LDK」になるのかということではないでしょうか。実はこの表示方法には明確な決まりはないようです。 ただ、広告会社などの内規などで決められているものなどから一応の目安が「K」が「約6帖未満」。「DK」が「約6帖以上10帖未満」。「LDK」が「約10帖以上」のようです。 大昔はウサギ小屋と海外から揶揄された日本の住宅事情ですが、今では広い「LDK」のある間取りの住宅も多くなり、地価が諸外国に比べて高いという条件の割には、かなり改善されてきたということが言えます。 編集後記 アメリカではスモールベースボール、日本では繋ぐ打線が優勝の栄誉を勝ち取りました。サッカーと野球の役割分担が比べられます。サッカーの選手は後方から前線へと動いたり。時には守備、時には攻撃と役割が目まぐるしく変わることが多いスポーツ。一方、野球は?? やはり、その時々の状況判断によって自分の仕事を考える必要があるのは同じ? (*^^)v |