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住まいるクラブ 2007年4月号

不動産についてのお役立ち情報誌

今年の4月は桜並木は早々と葉桜の緑の路になって、初夏を思わせる日差しを感じるときも多いようです。桜の木が葉桜になってしまうまでの開花している期間は、思ったよりも短くて平均すると8日間だそうです。この季節の花冷えが長引くと、その期間は延びますが、それでも一年の長さに比べると短すぎるように感じます。

入学式には桜の花が似合います。毎年の入学式の季節には桜の花が咲いている日本であって欲しいものですね。

さて、この桜の花は古くから日本人に愛されてきましたが、同じ桜でもサクラエビとなると、日本ではお馴染みの食材になってはいても、その歴史は意外と新しいようです。初めて日本人にお目見えしたのは、明治27年(1894年)。静岡県の駿河湾にある由比の漁師が、鯵(アジ)の網引き漁をしていたときに網が海の深く潜ってしまい、そのときに偶然にも大量のサクラエビが捕れたことが始まりとされています。今でも国内の水揚量の100%は駿河湾だけで、主な漁期は4月〜5月と10月〜11月です。

サクラエビは一般的には干しエビとしてお好み焼きやかき揚げなどに使われますが、サクラエビで有名な静岡県由比では、新鮮なものをわさび醤油で生で食べたり、その他、釜揚げ、素揚げ、かき揚げなどは観光客にも人気のメニューです。この季節、うららかな天気の下で富士山を眺めながらサクラエビを食すのも、日本人らしい楽しみではないでしょうか?
それでは今月もスタート!

今月の <注目 NEWS>

「欠陥住宅保証が義務化へ」

 国土交通省は耐震偽装の再発防止策の一環として、瑕疵担保責任の履行確保のために、新築住宅の売主や請負人に供託や保険を義務づける法案「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律案」をまとめ、3月初旬に閣議決定し、今国会での成立を目指している。
(平成19年3月6日現在)

<トレンド>

 ご存知の方も多いと思いますが、現在でも新築住宅の売主や請負人には雨漏り、主要構造部の欠陥について、10年間は補償の義務を負うことになっています。(瑕疵担保責任)

ところが、平成17年11月に発覚した耐震偽装事件により、新築住宅の売主等が十分な資力を持たないで倒産してしまったりして、この瑕疵担保責任をまっとうできない場合、建替えなどのために、追加の住宅ローンを借りなくてはならないなど、住宅の購入者が極めて不利な状況におかれることになることが明らかとなり、今でも社会問題となっています。

今回の法案は、この問題を解決するために、一戸建やマンション全ての売主や請負人(供給業者)に保険への加入か、補償に充てる資金の供託をするかを義務付け、供給業者がそのどちらかを選択する内容。
保険制度では、保険を引き受ける保険法人と供給業者との間で契約し、業者が倒産した時などに購入者に保険金が支払われる。

供託制度では、供給業者の新築住宅の供給戸数に応じて、供託所に保証金を供託させ、供給業者が倒産したときなどには、積み立てられた供託金から購入者に補償金が支払われる仕組み。

保険金額については今回の法案では明示されていませんが、数万円程度ではないかと予想されています。この保険料や供託金は供給業者が負担することになりますが、最終的には住宅価格に上乗せされる可能性も心配されています。なお、この法案は公布されてから2年半以内に施行する方針になっています。

何でも Q&A

Q.現在、マイホームの購入を検討しています。
今年の2月に日本銀行が政策金利の利上げを決定しました。
これが、今後の住宅ローンの借入金利にどういうふうに
影響するのかを説明してください。

A.日本銀行は今年の2月21日の金融政策決定会合で、
短期金利(無担保コール翌日物)の誘導目標を
年0.25%から0.25%引き上げて年0.5%とすることを決めました。
同じく、短期金利の事実上の上限となる公定歩合も、
年0.4%から年0.75%に引き上げました。
これによって、各銀行が住宅ローンの借入金利を
上げると予想されています。
固定金利は3月から、変動型住宅ローンへの影響は
今年の10月から影響が出てきます。

今回は金利についてのご質問です。金利の仕組みについては、複雑な面もあり、分かりにくいものですが、その基本だけでも押さえておきましょう。

政策金利って?
まずは前記の回答にある言葉から確認しておきましょう。

政策金利とは、簡単に表現すると、日銀が各金融機関に貸し出しを行う際に適用される金利のことになります。

平成6年(1994年)9月までは、民間金融機関の預金金利や貸出金利は公定歩合と連動していて、日銀は公定歩合を操作することで金融政策を行うことができました。しかし、金利自由化以後は、金融機関は日銀から直接借りるのではなく、短期金融市場(コール市場)から資金を調達(約定した翌日に返済を行う)することが主流になりました。

そこで、現在日銀はこの無担保コール翌日物の金利を操作(政策金利)することによって、金利政策を行っています。

また、公定歩合は、金融機関が少なくともこの金利では資金を調達できるという、実質的な短期資金の上限金利になっています。

短期プライムレート
日銀の政策金利が上がるということは、金融機関が資金を調達する金利が上がるということになります。そこで、金融機関は企業や個人に貸し出すときの金利を上げることになりますが、この時に金融機関が定めている基準のひとつに、企業向け融資の基準金利となる短期プライムレート(最優遇貸出金利)があります。そして、住宅ローン(変動金利型)の借入金利は、この短期プライムレートに連動しています。

ということで、日銀の政策金利が上がると、預金金利が上がるという恩恵もありますが、住宅ローンの金利が上がるということにもつながります。

今までのところを簡単にまとめると @日銀が政策金利を上げる→A金融機関の短期プライムレートが上がる→B住宅ローンの借入金利が上がる ということになります。

いつごろから影響が?
3月に入って、各金融機関はこの順番に沿うように、短期プライムレートを相次いで0.25%程度上げると発表しています。
そこで次は、住宅ローンの借入金利も当然、上昇することが見込まれています。

変動金利型の新規の住宅ローン金利については、3月1日と9月1日時点の短プラを基準に、それぞれ4月と10月に見直すことになっていて、今回の引き上げ実施は3月20日のため、影響を受けるのは10月からの見通しになっています。ただ、既存契約は基準日が4月1日の金融機関も多く、早ければ7月の返済額から影響が出てきます。

また、固定金利型は新規契約については3月分から上げている金融機関も出てきています。

日銀は今後の追加利上げについては急がないとしていますが、国内の経済状況がこのまま順調に推移すれば、近い将来には追加の利上げも考えられます。

一部のエリアでは、住宅地の価格に上昇傾向がみられますので、これらの状況を考慮すると、不動産の購入を検討されている方は、早めの行動開始が必要かもしれません。まずはご相談を!!



あなたはどっち?

上がるのと、下がるの

今回は金利のお話です。給料は上がれば上がるほど嬉しいものですが、こと、金利となると、上がって欲しい人と下がって欲しい人が出てくるのではないでしょうか?

金利が低い水準から普通に戻るときと、かなり高い水準から、普通に戻るときでも違いますし、その時々の経済情勢によっても違うとはいえ、今の私たちにとって、いったいどっちが得なのでしょうか?
今回は、そんなお話です。

《預金金利》
金利上昇で、まず私たちにとって得になることといえば、金融機関に預けているお金の預金金利が上がることですが、その金利は今はまだ高いとはいえません。このまま物価も上がらず、住宅ローンの借入金利も上がらないで、預金金利だけが、どんどん上がったらいいのですが。

《上がって困るもの》
色々ありますが、ここでは住宅ローンの金利としておきます。これが上がると、これから住宅ローンを組んでマイホームを買おうとする人だけでなく、現在、変動金利型、固定期間選択型で住宅ローンを返済中の人にとって負担増になりますので、これには困りものです。

でも!一般的には金利が上がる経済情勢の時には、世間の景気が良くなって、収入も増える人が多くなるということですので、返済が増える分、収入が増えるということも考えられます。

しかし!金利が上がる経済情勢の時には物価も上がる局面でもあります。せっかく収入が増えても、物価が上がっては困ります。いったい、どっちが得なのわからなくなってきましたが、忘れてならないのは、今はまだまだ、金利が史上最低ラインに近いということです。  (^^ゞ


ことば

ルーフバルコニー

階下の住戸の屋根部分を利用したバルコニーのこと。マンションで、下の階の住戸の屋上部分を、上の階の居住者のためのバルコニーとしているものが多い。

通常のバルコニーと比べて広い空間を確保することができるので、リビングの延長としてアウトドアリビングとして利用したり、ガーデニングやパーティースペースに使用することもできます。それだけに、ルーフバルコニー付のマンションは通常の広さのバルコニーの住戸より人気があり、分譲価格にも反映されます。ただ、広さに応じて毎月の使用料がかかるケースもあります。

ルーフバルコニーは、自分だけの専用スペースではありますが、使用する場合は、下の階の方への音への配慮が必要です。また、ガーデニングに利用する場合でも、排水口が詰まって、水はけが悪くなったり、防水面が劣化して、下階へ水漏れが起こるおそれがあるので、砂利を直接撒いたりして庭園を作ることは禁物です。

一戸建住宅は庭があって、季節の植物や庭での余暇を楽しむことができるけど手入れや管理が大変。マンションは手入れや管理は比較的楽だけど、限られたスペースでは、ガーデニングや外でのくつろぎの時間も制限されてしまうという、どちらにもメリットとデメリットがあります。

それらの悩みを解決してくれるのが、このルーフバルコニー付のマンションかもしれません。家庭菜園までは無理だとしても、日当たりの良いバルコニーで季節の花々を楽しむこともできますし、マンション生活の気軽さも味わうこともできます。ただ、それが希望の予算とエリアに合えばということですが・・・
 

編集後記

この季節には、通勤電車のなかで新しいスーツやジャケットを身につけた初々しい進入社員らしき人を見かけます。ここ1、2年は学生の完全な売り手市場で、企業の学生に対する引止め策にはバブル期を思い起こさせるものもあったとか・・・ 人生の先輩としては、そんな時代には学生さんが入社してからのことを心配してしまいます。老婆心ながら・・・  (>_<)

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