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住まいるクラブ 2007年8月号

不動産についてのお役立ち情報誌

8月です。これからもまだまだ暑い日が続きます。夜も寝苦しい日が多いですが、7月から8月の日本の夏の夜を彩るものの代表はなんと言っても、納涼と名のつく花火大会ではないでしょうか。

今では全国各地で行われるこの花火大会ですが、国内の記録で、はっきりわかる最も古い花火大会は隅田川の花火大会だそうです。この大会は、1732年(享保17年)に発生した大飢饉とコレラの死者を弔うため、1733年(同18年)に両国の川開きに花火を催したのが始まりとされています。

当初は今でも残る鍵屋が担当していましたが、1810年に鍵屋から分家した玉屋が創業され、2業者体制となり、双方が腕を競い合うようになりました。鍵屋と玉屋は異なる打ち揚げ場所から交互に花火を揚げたため、観客は双方の花火が上がったところで、よいと感じた業者の名を呼んだそうです。これが、花火見物でおなじみの「たまやー」「かぎやー」の掛け声の由来といわれます。

今ほど夜の娯楽が多くなかった昔を思いながら、たまには浴衣に身を包みながら、心許せる人と、花火大会に出かけてみてはいかがでしょう・・・
それでは今月も初めましょう!

今月の <注目 NEWS>

「住宅ローンの金利上昇」

 三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行の都銀4行は、7月からの固定金利型住宅ローンの融資の基準金利を変更すると発表した。これは市場の長期金利が6月に大幅上昇した結果をうけて決められ、各行とも0.1%〜0.25%という大きな引き上げを実施。

<トレンド>

 金利の詳細は以下のとおり

《10年固定》
4行とも0.25%引き上げ
三菱東京UFJ銀行・・・・・・・4.2%
みずほ銀行・・・・・・・・・・・・・・4.15%
三井住友銀行・・・・・・・・・・・・4.05%
りそな銀行年・・・・・・・・・・・・4.10%

《3年固定》
0.15%〜0.25%の引き上げ
三菱東京UFJ銀行・・・・・・・3.5%
みずほ銀行・・・・・・・・・・・・・・・3.4%
三井住友銀行・・・・・・・・・・・・・3.5%
りそな銀行・・・・・・・・・・・・・・・3.5%
(全て7月1日現在の年利)

銀行や商品によって違いがありますが、ここ3ヶ月は連続して、住宅ローン金利は上昇基調にあります。今後の動きも、金利が上がることはあっても、下がることは考えにくい状況になってきています。一般的に金利が1%上昇すると、支払額は1.1〜1.15倍程度増えることになります。

《支払い概算参考例》 
借入額  3,000万円
(ボーナス返済無し)
返済期間 30年
借入金利 3% 月々126,480円
4% 月々143,220円

上記の参考例でも、毎回の支払額は1.13倍に増えて、なんと総支払額の差は6,026,400円にも上ります。借入金利が「たった1%」と侮ってはいけません。実際に計算してみるとこんなにも差が出ているのがわかります。これからマイホームを購入する人は、金利が上昇することによって、資金計画の変更も必要になるかもしれません。金利が上がっていくことが予想される今、早めの購入検討がいいかもしれません。


何でも Q&A

Q.これから住宅ローンを借りて不動産を購入しようと考えています。
その際に物件の価格に対してどれくらい自己資金を準備したらいいのか、
目安があったら教えてください。

A.金融機関によって基準が違いますが、
住宅ローンの貸し出しを行う際には、金融機関は担保となる
土地や建物の時価に対して、
80%まで融資すると決めていることが多いです。
その場合には、残りの20%部分と購入に必要な諸経費の分を
自己資金で用意する必要があります。

今回はマイホームを購入するときにどれくらいの自己資金を用意すればいいのかという質問です。

購入するマイホームの条件は住宅ローンの支払い金額と手元資金によって決まります。購入者にとって手元資金がどれくらい必要かは重要なポイントです。ぜひ、参考にして下さい。

担保評価
担保評価という言葉があります。これは金融機関が土地と建物を担保にして資金を貸し出すときに、その不動産が時価でいくらぐらいになるか計算した金額のことです。

金融機関は、万一、ローンの返済が困難になったときには、担保不動産を競売にかけて、貸したお金を回収するために、担保となる不動産が時価でいくらになるのかは重要な要素です。この担保評価額は近隣の取引事例や建物の築年数等を参考にして計算されますが、多くの場合は売買金額と同額の評価とされることが多いようです。

担保掛目
住宅ローンの貸し出しにおいて、担保評価額に対して借入金額が何パーセントまで達しているかという数字を担保掛目と言います。各金融機関ではこの担保掛目の上限を設定しています。この担保掛目の上限が、質問の回答にもあるように、多くの場合80%になっています。

頭金ゼロって?
新築マンションの広告でよく見かける「頭金ゼロ」からという表示。これは担保掛目が販売価格に対して100%まで住宅ローンが利用できる物件ということです。分譲業者が販売促進のために、あらかじめ金融機関と提携しているケースがほとんどです。

また、一般の物件でも金融機関によっては担保掛目の上限を90%、100%、またはそれ以上に設定をしていることもありますので相談してみるのもいいでしょう。ただし、担保掛目が高いときは金利が通常より高めに設定されていたり、ローン保証料が余分に必要だったり、借入をする人に対するいくつかの条件が付いていたりするので注意が必要です。

諸経費も必要
マイホームを購入するには、ご存知のとおり、物件代金の他にも諸経費が必要になります。不動産会社の仲介で購入する場合には仲介手数料。買った不動産を自分の名義にするための登記費用。住宅ローンを借りるために必要なローン保証料を含むローン費用などが代表的なところです。

本当に大雑把ですが、不動産会社の仲介でマイホームを購入する場合は物件価格の5%〜8%程度の諸費用が必要になります。

必要な手元資金
ここまで述べてきた内容をまとめると以下のようになります。
物件に対する頭金+諸経費
=必要な手元資金
担保掛目80%の住宅ローンを組む場合には物件価格の25%〜28%ぐらいの自己資金が必要なるということです。そこまで自己資金が用意できないということであれば担保掛目の条件が緩やかな住宅ローンを検討することになります。

あくまでも返済金額や条件次第ですが、場合によっては諸経費分を含むローンや諸経費だけに対するローンという商品もありますので、諸経費部分も含んで自己資金がまったくゼロで購入するということも不可能ではありません。ただし、繰り返しになりますが、金利や支払い条件等に特別な条件があるケースがほとんどですので、あくまでも無理は禁物です。



あなたはどっち?

キッチン

今回のテーマは、キッチンです。

今では男性でも台所で腕をふるう方も多くなっています。勿論、女性も料理が趣味という方も多いことでしょう。キッチンに続くリビングで家族や仲間と一緒に過ごす団欒は楽しい時間のひとつでもあります。
そこで、質問です。
キッチンはリビングから見える方がいいですか?見えない方がいいですか?
今回は、そんなお話しです。

《片付けが大変》
多数派は「できるだけ隠したい」派でしょうか。住宅事情もあって広々としたキッチンというわけにもいかないのに、その割には食器、調理器具、調味料、冷蔵庫などのどうしても必要な物が多くあるのがキッチンの宿命。自然に雑然となってきて、ついつい片づけが後回しで人には見せられないという方も多いのでは?
来客があったときには、さっとカーテンをひいてキッチンの中が見えないようにしている家もよく見かけます。

《料理を一緒に楽しむ》
一方、料理を作ることを複数の人と楽しみたいという人は、やはりオープンなタイプのキッチンにしたいという要望が強いようです。最近では収納力にも優れ、食器洗い機やオーブンレンジと一体となった、見た目も素敵なシステムキッチンも多く出ています。そういったキッチンであれば、かえって隠す方がもったいないということにもなりますね。

最近では外国のテレビに出てくるような、回りに一切壁がない、アイランド型のキッチンもショールームなどでは見かけるようになりました。ただ、なかなか日本の住宅事情では難しいかもしれませんが・・・    
さて、あなたは。(・・?

ことば

ダウンライト

天井に埋め込んで取り付ける照明器具のうち、小型のもの。
天井に埋め込んで設置するため天井面がフラットになるというメリットがある。下方を照らす照光面積の狭い照明なので、小さな空間用として適しているといわれ、廊下や玄関部分に取り付けられることが多い。

リビングなどの広い空間では、主照明とするには暗く感じるため、間接照明と組み合わせて雰囲気を演出するために使用したり、補助的な照明として使われることが多い。明るさを確保しようとすると、広い部屋の場合は使用個数が多くなり、設置費用や電気代が余計にかかってしまうこともある。

最近では基本的な形のベースダウンライトと呼ばれているものの他に、光の方向を自由に変えられるユニバーサルダウンライト、壁を照らすウォールウォッシャーなど設置場所や雰囲気によって使い分ける例も増えている。

ダウンライトが居室に取り付けられているケースでは、手元のスイッチに光量の調整機能があることも多く、家での暮らしのTPOに合った雰囲気を演出することにも役立っている。

自宅でも蝋燭、お線香やアロマテラピーなどで、香りから心と体のリラクゼーションを楽しむ人も増えています。
そんな時には、あまり部屋が明るすぎてはリラックスできません。やはり、少し落ち着いた暗い雰囲気の中で、普段の溜まりに溜まったストレスを解消したいものですね。

編集後記

日本の夏の風物詩のひとつ「蛍」。いっときは河川の汚染が激しく、その姿を見るのは都会近郊では不可能とまで言われましたが、最近では地元の人たちの努力もあって、街からもそんな遠くない場所で蛍を楽しめるようになってきました。都区内の河に鮎が戻ってきたというニュースもありました。「日本」の河川は少しずつ元気になりつつあるようですが・・・ (-_-;)

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