売買ニュース > (住まいるクラブ 2008年4月号)
昨年に比べると、厳しい寒さが身にしみた冬もやっと終わりが近づき、私たちの周りにも、春を告げる花や動物を見かけることも多くなりました。
近年では乱獲や盗掘、住宅地開発などの影響によって、めっきり見かけなくなり、どちらかというと観光目当てに人口的に栽培されていることの方が圧倒的に多くなっている春を告げる花に「カタクリの花」があります。
この「カタクリの花」は日当たりの良い広葉樹林の落ち葉の下から、3月から4月にかけての早春に、下を向いた姿の薄紫から桃色の花を咲かせ、5月には枯れてしまいます。種子にはスミレと同じように蟻が好む物質が含まれていて、蟻が運ぶことによって群生地域を広げていくそうです。
温暖化、外来種、乱獲、開発と植物や動物たちにとっての天敵は、その全てが人間に起因しているようです。
昔は近くにあった草花でも、今では遠くに行かないと会えないという現実が、廻り廻って私たちにその影響の深刻さを教えてくれているかもしれません。カタクリの花と蟻のように、お互いがうまくいく方法がないものか考えさせられます。
それでは今月も、春の日を感じながら始めましょう!
国土交通省は「都市部における公図と現況とのずれ」の第三次分の調査結果を発表した。その結果では、調査した公図255,010枚をずれの程度によって5段階に分類したうちの、ずれが10cm未満の「精度の高い地域」は全体の6%でしかなかった。
不動産の所有者などを記録してある法務局には、土地と土地との境界を明確にするための資料として地図が備えつけられることになっています。
ところが、ここでいう地図は現状では完全なものは無く「地図に準ずる図面」として、土地の大まかな位置や形状を現す「公図」が使われています。
そして、この公図は明治時代の地租改正に伴って作成されたという、大昔のものが原型となっていて、現況とは大きく異なっていることも多いということになってしまっています。
現在は地籍調査という事業が進行中で、公図を正確な地図へ置き換える作業が進められていますが、その割合は全国の都市部の19%(平成18年度末)に留まっているのが現状のようです。
以上のような現状から、土地取引において「公図」は売買対象の土地の大まかな位置や形状を知るための、あくまでも参考図として扱われています。
よって、そもそも公図を土地の面積を知る上での重要な資料としては扱われていないので、土地取引において、すぐに、問題が生じるという心配はありません。
ただ、そうは言っても、隣地の所有者との境界線を確定させるうえでも、公図が現況とぴったり合っている方が、安心できることは間違いありません。現代は宇宙衛星を使って、はるか遠くの空の上からほんの少しの誤差で、距離が測れる技術がある世の中。いつまで経っても、大昔の地図を使っているというのも、あまり感心できることでもないようです・・・
今回は火災保険に関する質問です。
昔に比べると、保険の種類や補償内容もだいぶ多彩になってきています。保険金の安さだけで保険を選んでしまうと、後悔することにもなりかねません。また、現在加入済みの人でも途中から特約を変更することが可能なときもあります。今回は、加入している人もこれからの人も注目です。
保険金額
まずは保険金額が適正かどうかを判断しなくてはなりません。保険金額が実際の家の評価額より大きくなってしまうような場合は、保険金額をいくら高くしても、評価額を超える部分については支払われません。逆に保険金額が評価額の8割に満たない場合は、保険金額に応じて減額されてしまいます。つまり、保険金額と評価額を一致させることが重要になります。
保険金では家が建たない
保険金額と評価額を一致させることは、新築住宅の購入当初は可能かもしれませんが、例えば10年後はどうでしょうか? 保険金額がいくら当初のままでも、10年後の建物評価額は減額されています。つまり購入後、何年か経過した後に火災にあったときは、その時点での建物の評価額でしか保険金がおりないことになってしまいます。つまり新しい家を建てる費用にはとても足りない額しか保険がおりないということです。
再調達価格
そうならないように、多くの保険は、万一のときでも新しい家を建てるだけの費用、つまり「再調達価格」を保険金として受け取れる特約「価額協定保険特約」をつけることができます。
この特約は5年以上の期間は付けられないものが主流で、それ以上の期間は更新する必要があります。
ということは、すでに火災保険に加入している人で、ローン契約時に、長期一括払いとして、火災保険料が1回払いだったケースでは、価額協定保険特約は付いていないケースが多いと考えられます。
金融機関等に問い合わせて、特約の追加ができるかどうか確認しましょう。ただし、価額協定保険特約は建物の減価割合が50%を超えると契約できないという点は、注意が必要です。
新価基準
最近では、価額協定保険特約の欠点を補って、最初から再調達価格ベース(新価)が組み込まれているものが多くなっています。
これであれば、住まいが罹災(りさい)したとしても、その場所に、その時点で新たに同程度の建物を再建築できるだけの保険金を基準にして、実際の修理費を保険金として受け取れることになりますし、価額協定保険特約のように5年以内というシバリはなく、長期間の火災保険契約でも付けられるといメリットがあります。
現在加入されている方は、保険の約款に「新価実損払」「新価基準」といった“新価”という表現があるかどうかを確認してみましょう。
家財保険
火災保険と同時に、家財保険に加入することも多いですが、家財保険では、1個または1組の価格が30万円を超える場合は、明記物件として一つ一つの品名と時価を記載しておかないと補償されません。貴金属や骨董品などの高価なものについては、どこまでを補償の範囲にするか、充分に検討することも必要になってきます。
以上、いざという時に、知らないでは済まされない重要な内容が含まれていますので、自分で納得がいくまで確認することは、保険全てに共通する注意点です。
暖かい陽射しが部屋の窓から差し込んで、気持ちも明るくなってくるこの季節に、カーテンやベッドカバーを替えてお部屋の雰囲気も明るくして気分転換する方も多いことでしょう。でも、それが大掛かりな家具の移動をともなうような大幅な模様替えだと、覚悟がいります。
今回はそんなお話です。
《面倒くさい!!》
引っ越したときに荷造りした段ボール箱が、今でもどこかに置いてある人、意外と多いのでは?新しい収納家具を買ったら、あそこの収納を整理して空いたスペースができたらと、先延ばし、先延ばしにしておくと、ついには開かずの箱の出来上がり!! ということがないようにしましょう。
片付け上手な人は、捨て上手とも言います。家具でも、電化製品でも、何かが増えたら何かを減らす努力をしましょう。
《たまには模様替え!!》
あるアンケートによると、お部屋の模様替えはテレビ、テーブルなど新しい家具を買ったときにするという人が多いようです。
引越しを機会に家具のレイアウトを決めたものの、部屋を使っているうちに、テレビはあっちの方がよかったとか、ベッドはこっちの方がよかったとか、日頃から「ああしたい、こうしたい」という考えが少しずつたまってきたものを、家具の購入を機会に、一気に解決しようということでしょう。
特に、家のなかでも一番の広さを占めるリビング、ダイニングは、その家の表情をがらりと変える場所なので、やり方によっては、まるで違うお家に入ってきたようにすることも可能です。重労働を伴う辛い仕事ではありますが、出来上がったときの気分の良さを期待しながら、億劫なあなたも2、3年に一度くらいは挑戦してみてはいかがでしょう。(・・?
ということは、マイホーム選びも一緒かもしれません。日ごろからしっかりした情報を仕入れていることが、良い家選びでも大切です。マイホームは、洋服や小物のように衝動買いで失敗したなんてことは、許されませんから。
さて、みなさんは (・・?
不動産会社が新聞折込、情報雑誌、インターネット等で不動産の広告を行うときに、その広告主である不動産業者が掲載されている不動産の取引においてどのように関わるかをあらわす。不動産の売買においては「売主」「媒介」「代理」の三種類がある。不動産広告表示上のルールでは、複数物件を掲載する場合には、物件ごとに取引態様を明示するように決められています。
「仲介」「媒介」は同じ意味で、広告主の不動産会社が売主と買主の仲立ち(仲介又は媒介という行為)をして取引を成立させる形。この取引態様の表示がある物件を購入する場合には、仲介手数料が必要になります。
「売主」は広告主の不動産会社が直接物件を販売して取引を成立させる形。仲介表示物件とは違って仲介手数料はかかりません。通信販売でいう、いわゆるメーカー直販と同じ。
「代理」の他に「販売提携(代理)」などの表示もありますが同じ意味です。新築分譲マンションや大規模一戸建分譲住宅の販売時によく行われる形態。物件を作る(売主)事を専門とする不動産会社(デベロッパー)が物件の販売を専門とする会社(系列会社が多い)に販売員や広告などの販売戦略のほとんどを任せて集客する。モデルルームにいる販売員は、この販売を専門とする不動産会社のスタッフのケースが多い。
複雑なように見えますが、希望条件と商品(物件)、予算、安全性のバランスを考えながら会社を選ぶというのは、普段、私たちが購入する一般的なものと変わりません。
過ぎてしまえば、平年並みの冬のだったようですが、いつになく寒く感じたのは少数派でしょうか。そして、これから! やっぱり春はあっという間に終わってしまいました。まだ4月だというのに、既に汗ばむ日も多くなってきています。以前は寒い冬が来るのが憂鬱でしたが、今は肌にも厳しい暑さを考えると、冬よりも夏が恐ろしいです。これも少数派? (-_-;)
売買ニュース > (住まいるクラブ 2008年4月号)